- 2024-11-01 / お知らせ 『Japan Robot Week 2024』でのDLAMP®紹介動画を掲載しました NEW
- 2024-09-09 / お知らせ 『Japan Robot Week 2024』に出展します
- 2024-04-01 / 適用例 DLAMP®︎適用例 【例3】金属-シリコーンゴムローラ
アンカー効果で
強固にくっつく
接合技術 DLAMP®
DLAMP®は、レーザを使用した完全ドライプロセスにより、金属と異種材料を強固に接合する画期的な技術です。
レーザにより金属表面を処理後、異種材料を流し込むことで、アンカー効果により、高い接合強度を実現します。
技術ライセンスにより、DLAMP®処理の内製も可能です。
金属:アルミニウム合金
樹脂:ナイロン6+ガラス繊維30%
- 特徴
- 1. 様々な金属への適用が可能
- 2. 部分処理が可能(片面処理, パターニング)
- 3. 環境負荷が小さい(化学系廃棄物が発生しない)
適用金属がたくさん!
金属と相性の良い
DLAMP®
耐食性の高い金属、アルマイト処理金属やメッキ金属、塗装金属に対しても直接DLAMP®処理が可能です。
金属 | |
---|---|
アルミ系 | A1050 |
A2017 | |
A3003 | |
A5052 | |
A6061 | |
A7075 | |
ADC12 | |
ステンレス系 | SUS304 |
SUS303 | |
SUS316 | |
SUS430 | |
鉄系 | SPCC |
SS400 | |
S45C |
金属 | |
---|---|
マグネシウム系 | AZ91 |
AZ31 | |
AM60 | |
チタン系 | 純チタン |
64チタン | |
銅系 | C1020 |
C1100 | |
C2801 | |
C3604 | |
亜鉛系 | ZDC2 |
その他 | 銀 |
白金 | |
スズ | |
タンタル |
表面処理金属 | |
---|---|
アルミ系 | アルマイト処理 |
鉄系 | クロメート鋼材 |
亜鉛メッキ鋼材 | |
電着塗装鋼材 | |
銅系 | 錫メッキ銅 |
DLAMP®加工例
アルマイト処理アルミ
- 形状
材質 | アルミニウム |
---|
メッキ処理アルミ
- 形状
材質 | アルミニウム |
---|
塗装鉄板
- 形状
材質 | カチオン電着塗装SPCC |
---|
真鍮ピン
- 形状
材質 | 真鍮 |
---|
SUS管
- 形状
材質 | SUS304 |
---|
細管
- 形状
材質 | SUS304 |
---|
ワッシャー
- 形状
材質 | SUS304 |
---|
様々な接合方法
にも対応!
自由度の高い DLAMP®
射出成形、コンプレッション成形などのインサート成形に加え、ディスペンスや溶射などによる金属の表面処理にも有効です。
DLAMP®接合方法
射出成形
金属加熱接合
コンプレッション成形
ディスペンス
スプレーコート・溶射
異種材料接合例
絶縁・封止
パッキンの場合
金属インサート
軸
接合強度
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、エラストマーまで、様々な材料と接合可能です。
アンカー効果により、フッ素系、シリコーン系等の難接着材とも接合できます。
熱可塑性樹脂
引張強度 (MPa) | せん断強度 (MPa) | |
---|---|---|
PP/LGF40 | 25 | 20 |
PBT/GF30 | 35 | 35 |
PA66/GF30 | 50 | 50 |
PPS/GF40 | 50 | 50 |
PC/GF40 | 30 | 25 |
金属 : A5052
測定方法 : ISO 19095-3:2015 に準拠
軟質材
引張強度 (MPa) | 破断伸び (%) | |
---|---|---|
シリコーンゴム 硬度*80 |
2.2 | 40 |
フッ素ゴム 硬度*60 |
5.5 | 150 |
フッ素ゴム 硬度*80 |
6.0 | 100 |
金属 : A5052
* : JIS K6253 に準拠
各種データ
気密性試験
DLAMP®処理した金属をインサート成形することで、高い気密性が得られます。
- 樹脂
- PPS-GF35
(ポリフェニレンサルファイド+ガラス繊維35%) - 気密評価
- ヘリウムリーク試験
表面処理 | 未処理 | DLAMP®処理(処理幅:5mm) | |||
---|---|---|---|---|---|
金属 | A5052 | A5052 | SUS304 | C2801 | AZ91 |
ヘリウム リーク量 |
|||||
ヘリウム リーク量 (ヒートサイクル試験後) |
漏れ量 : 5.0E-07Pa•m3/s 以下
: 5.0E-05Pa•m3/s 以上
*ヒートショック試験 : -40°C ⇔ 125°C 各30分 500サイクル
長期安定性試験
線膨張係数を金属に近づけることで、より高い信頼性が得られます。
耐熱試験
- 温度
- 120°C
- 時間
- 500時間
- 金属
- SUS304
- 樹脂
- - PP-LGF40
(PP系ガラス長繊維強化樹脂)
- PA66-LGF30
(PA66系ガラス長繊維強化樹脂)
- PA66
(PA66樹脂)
ヒートサイクル試験
- 温度
- -40°C 1時間⇔90°C 1時間
- 時間
- 約1000時間
- 金属
- SUS304
- 樹脂
- - PP-LGF40
(PP系ガラス長繊維強化樹脂)
- PA66-LGF30
(PA66系ガラス長繊維強化樹脂)
- PA66
(PA66樹脂)
※掲載データは、特定条件下で得られた測定値の代表例であり、品質保証値ではありません。
『開発型ものづくり』に
DLAMP®!
いつでもご相談下さい。
- ( 受託加工、ライセンス )
参考! 技術資料のダウンロードはこちらから
DLAMP®って
どうなの?
DLAMP®はメリットが
たくさんの
今注目の技術です!
- 1. この技術を使えば、フッ素系材料やシリコーンゴムなどの難接着材料との接合が可能に!
- 2. さらに、チタンやステンレスなどの耐食性の高い金属にも使える!
- 3. 短い時間で処理ができるから、量産にもってこい!
- 4. 凹凸(デコボコ)が大きいから、検査がカンタン。
目で見て確認できる処理だから、分かりやすくて安心。 - 5. マスキングが無くても部分処理できます。
- 6. 溶剤を使わない、排水も出ない、環境にやさしいecoな技術なのがうれしい!
-
お客様から
金属をお預かり -
-
DLAMP®加工
-
-
インサート成形
(樹脂・ゴム・金属) -
- 納品
※量産時は指定の検査項目実施後納品
Q. | A. |
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DLAMP®の課題はありますか? | ①高密度の熱エネルギーを照射するため、薄板(特に1mm以下)には焼けや反りが発生します。 ※金属形状や部品形状により変わるため、ご相談ください。 ②100mm以上のサイズは複数回に分けて処理する可能性があります。 |
品質はどのように保証しますか? | 処理表面の粗さや凹部の面積率等で管理可能です。※凹凸形状と接合強度には相関があります。 その他、お客様と協議の上、検査内容について決めていきます。 |
曲面の加工は可能ですか? | 弊社保有装置では曲面の一部は加工ができます。 レーザ焦点がずれると、その部分は加工が不可になります。 ※金属形状により変わますので、ご相談ください。 |
金属以外の材料に表面加工は可能ですか? | DLAMP®は金属、セラミック、磁石に対して処理が可能です。 ※樹脂については個別にご相談ください。 |
接合強度のばらつきはどれぐらいですか? | 処理条件や樹脂によって異なりますが、およそ±5%です。 |
接合しない材料はありますか? | 金属表面に形成された凹凸形状に溶融・流入可能であれば接合は可能です。 |
試作価格について | 有償試作を受け付けております。金属形状・処理位置・数量ご相談ください。 |
量産価格について | 金属形状・処理位置・数量により、予想価格も計算可能ですのでご相談ください。 |
ねじや接着剤の価格より安くなりますか? | 形状や数量によって変わりますので、ご相談ください。 性能向上、工程削減、現場改善等の付加価値を考慮いただきご検討頂けますと幸いです。 |
DLAMPはダイセルミライズ株式会社の登録商標です。
まだまだ進化中の
DLAMP®!
学会・論文発表、展示会出展
発表学会・発表雑誌名、展示会名 | 題目 | 発表日 |
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展示会『Japan Robot Week 2024』 | 金属/異種材料接合技術DLAMP® |
2024/9/18 |
「成形加工」誌 第35巻 第10号 | 金属樹脂直接接合における気密メカニズム | 2023/9/20 |
第72回高分子学会年次大会 特別セッション | 金属異種材接合技術DLAMP、市場ニーズと普及の課題 | 2023/5/26 |
プラスチック成形加工学会 第30回秋季大会 | レーザ表面加工を用いた金属樹脂接合における気密メカニズム検討 | 2022/11/28 |
本件に関するお問合せ先
TEL 03-6711-8513
ダイセルミライズ株式会社
事業推進本部 DLAMP開発グループ:清水
FAX 03-6711-8516